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製本について
 最近はパソコンとプリンターを使って、どなたでも自由に印刷ができるようになりましたが、実際に本を作る「製本」という作業までされた方は、少ないのではないでしょうか。今回は、その製本について説明をしていきたいと思います。


上製本
 上製本とは、中身のページがバラけないように糸や針金などで中身を綴(と)じ、最初と最後に見返しの紙を貼って丈夫にし、厚めの表紙に巻かれて仕上げられる製本方法のことです。別名ハードカバーとも呼ばれます。
 表紙の背は、丸みを帯びたものや角張ったものがありますが、いずれも厚く、さらにバッキングと呼ばれるスジを入れて開きやすくしたり、クロス張りや、タイトルの金箔押しがなされるなど、非常に綺麗に仕上げられます。記念誌など豪華な本などで、よく選ばれる製本方法です。
 上製本の良い点として、本が長持ちする、見栄えがよい、壊れにくいといった点が上げられます。
 逆に悪い点としては、本が堅く重くなる、製本に手間と時間がかかる、コストが高くなるといった点が上げられます。


 次に「並製本」ですが、これはさらにいくつかの製本方法に分かれています。
 並製本は現在主流の製本方法で、上製本と良い点と悪い点が、ちょうど逆になっています。納品が早く、コストが安いのですが、あまり丈夫ではないため、中身のページが取れやすかったりするなど、耐久性が大きく劣るのが欠点です。


あじろ綴じ
 これは中身のページの背に、数ミリ間隔でスリットを入れることにより、そこに糊を染み込ませ、表紙と中身を接着させる方法です。上製本にははるかに及びませんが、中身の紙が厚くページ数がある程度ある場合には、次に紹介する無線綴じよりは少し丈夫になります。


無線綴じ
 中身のページの束の背にキズを付け、糊を付けて接着する方法です。耐久性は劣りますが、手軽なため、現在ではよく選ばれている製本方法です。


平綴じ
 中身のページをホチキスのような針金で止める製本方法です。
 表面に針金が見えてしまうため、平綴じした後に、併せて無線綴じで表紙を接着させる事もよく行われています。この場合、本がバラけにくくなるメリットがあります。


中綴じ
 パンフレットや週刊誌などでよく見られる方法です。二つ折りした紙の中心に、数カ所ホチキスのような針金で綴じる方法です。糊を使わないためマージンが不要で、見開きの形など、紙面全てを使用することができます。
 しかし、針金のみで綴じているため耐久力が低く、また、紙の厚さや枚数に制限があり、さらに、構造上4ページで割り切れる形にしなければならないというデメリットがあります。

 ただし、針金で綴じず、折るだけの場合には、例えばA3用紙の二つ折りに、A4のバラものを中入れするという事も可能になります。


 以上です。

 もし、何かご不明の点等がございましたら、製本のさまざまなノウハウがございますので、ぜひ文昌堂(TEL 0986-36-6600)まで、お気軽にお問い合わせ下さい。
 (お客様で印刷されたものを、製本のみ行うといったお仕事も承っております)


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